2024年の変化を書いてる途中なんだけど、家を買った話をYouTubeに上げたので、ぜひ見てみてください。
イギリスで家を買うときの流れとかも全然知らなかったから、これも話しておこうと思ったんだけど、こういう話は書いた方がわかりやすいかなと思って、これは記事に残しておくことにしました。
まずは、Shared Ownershipの物件を買う際に関わる人たち(出現順)。
A)物件を持ってるHousing Association(住宅協会)
B)最適なローンを紹介して組んでくれるMortgage Adviser(Brokerとも言う)
C)契約書を作ってくれるConveyancing Solicitor(住宅購入の弁護士)
私の場合は、Housing Associationがネットに広告を出していたから直で連絡ついたけど、不動産屋が広告を出している場合は、上記のAの前に不動産屋も出てきます。
そして、引越しまでの流れ。💰マークがついてるところで、支払いが発生する。
1.物件を見つけて上記Aにコンタクトを取る
2.Bの選定と初期審査(Initial Assessment)
3.AとBから説明を受ける
4.Aに内見させてもらう(Viewing)
5.Aで物件予約(Reservation)💰
6.Bによるローンの申請(Mortgage Application)💰
7.Cの選定と契約書作成開始(Search)💰
8.Cを通して、Aと契約を交わす(Exchange)💰←ここで法的拘束発生
9.Cを通して、Aとの契約を完了(Completion)💰
10.引越し
11.アフターケアチームから説明を受ける(Aftercare)
12.ローンの支払いがはじまる💰

1.物件を見つけてHousing Associationにコンタクトを取る
私はもともと知ってる町に引っ越す予定だったので、RightmoveやZooplaなど、大手サイトなどで検索して探しました。知らない町の場合は、現地を見てみるために地元の不動産屋さんとかに行くのがいいかもしれないけど。詐欺を避けるためにも、信頼できるサイトがいいと思います。
2.Brokerの選定と初期審査(Initial Assessment)
いいなと思う物件があったら、まず内見に行くと思うんだけど、初期審査を通らないと内見させてもらえない。審査といっても、年収など簡単な情報を入力したり、CheckMyFileのようなネットで取れるCredit Recordを提出するだけ。
Brokerはどこでもよくて、以前に一度連絡を取っていたところにお願いしようと思ってたんだけど、Housing Associationの人が「あそこの会社で取れないローンはない」「俺も自分の家は二度あそこで組んでもらった」と断言したので、そのお勧めのところにした。
ローン(Mortgage)は銀行で組むんだけど、Brokerによってどの銀行を取り扱っているかが違う。たくさんの銀行を取り扱えるBrokerであればあるほど、選択肢が広がるということ。銀行直で行ってもいいんだけど、Shared OwnershipがわかってるBrokerじゃないとだめかも。私も前に、全然知らなくて普通に銀行に行って、全然話にならなかったことがある。
相手がHousing Associationじゃなく不動産屋の場合は、Brokerを社内に持っているので、そこで初期審査をやってくれて、それが通ったら内見という形。
3.Housing AssociationとBrokerから説明を受ける
初期審査を通ると、Housing AssociationとBrokerからそれぞれオンラインで、物件の詳細と、Shared Ownershipについて、そして今後の流れの説明を受ける。この時点で内見できてなかったから、物件の説明はフロアプランのみ。Zoom上ではあれど、このとき初めて相手の顔を見て、詐欺じゃなく実在してるなと思うことができるようになった。
この仕事をしている人たちはやっぱりプロで、なにも勉強してきてない初めての人にもわかるように説明してくれるので、わかるまでなんでも聞くのがいい。向こうも、ここできちんとわかってもらえないとこの先進まれたら困るので、さっさと先に進ませようとせず頑張って説明してくれる。この辺りも、詐欺物件ではなさそうだなと思えてくるところ。
Shared Ownershipについては、いくらの物件でどれくらい毎月かかるかのExcelがあって、Brokerと話すときはどこでもそれを使っていた。年収や毎月の必要経費などを入れて、買えそうかどうかがわかる。
4.Housing Associationに内見をさせてもらう(Viewing)
私の場合は新築で、まだ内見できる状態じゃなかったのもあり、内見できたのは予約前ぎりぎりだった。見れずに予約だろうなと思ってたから、まだ見れただけよかったと思う。とにかく住宅が足りてなくて、物件が建つ前に見ないで買ってしまう人もいるとか聞いてたけど、そこまでとは思わないけど、見ずに手続き進めるのは本当だと思う。
5.Housing Associationで物件予約(Reservation)💰
ここで初めて、支払いが発生。£99の予約金を払って、私にリザーブしてもらう。予約をキャンセルした場合は、たぶん返金はない。
6.Brokerによるローンの申請(Mortgage Application)💰
Brokerと話して、よさそうだなと思ったローンの申請をしてもらうために、大量の書類を渡す。パスポートなどのIDはもちろん、住所証明や直近3か月のBank Statementなど。数週間で通ったと思う。書類がそろって申請する際、Brokerに手数料を払う。申請が通ってからじゃなくて、申請するときに必要。
ローンはいろいろあるけど、主に2年Fixと5年Fixだった。2年間または5年間、Fixした利率で毎月払っていく。これから金利が下がると言われてたから、2年後に組み直しの方がいいと思う人もいるし、5年の方が安く済むし組み直しの心配をしなくていいから、5年でいく人もいる。そこは自分の状況次第。
このとき同時に、保険(Income Protection)もお勧めしてくれる。仕事ができなくなったときでも、ローンと家賃を払って生活できるよう、最低限の収入を保障するためのもの。会社である程度出るところもあるので、そこを確認しておくといいかも。失業保障ではないので、注意。
7.Solicitorの選定と契約書作成開始(Search)💰
Solicitorもどこでもいいんだけど、そんなの全然わからないから、Housing Associationのリストにあったところでいくつか見積もりを取って、一番安いところに決めた。この辺のことは動画で話してるので、よかったら見てください。
私のところは£400の手付金を払って、物件を持っているHousing Associationと私の間の、物件購入契約書の作成業務(Search)を開始、になった。物件の詳細や、きちんと建築基準を満たしているかを確認して、書類にしてもらう。ここに3〜4か月かかる。事前に見積もりはもらってるけど、最終的にいくらになるかはわからない。私はけっきょく、見積もりの1.5倍くらいで済んだけど、心臓ばくばくだった。
書類にしてもらうのも時間がかかるけど、それを確認するのがもう大変。こんなの、日本語で読んでもわからない。めちゃくちゃ心配してたんだけど、3のときにHousing Associationの人が「一緒に読んであげる」と言ってくれたので、泣いた。ドラフトができてきたときに印刷して持っていって、わからなかったところを1時間半くらいかけて説明してくれた。このころちょうど感謝の日々を送ってて、こんなことばかりだった。
8.Solicitorを通して、Housing Associationと契約を交わす(Exchange)💰←ここで法的拘束発生
3のときに「21日以内に引っ越す」と言われてたのに、7のあとはずっとなにもない状態が続いてて、大丈夫なのかめちゃくちゃ不安な数か月を過ごした。まあ3週間なんて、あるわけなかったんだけどね。
動画でも話した通り、実際のところは、それだけいろいろ準備したり考える時間があって、本当によかったんだけど。この辺りも、また別の動画で詳しく話していきたいと思います。
最終的に、私のSolicitorの遅さに剛を煮やしたHousing Associationが突然「48時間以内にCompletionできなかったら引く」と言い出して、お先真っ暗になり、もうだめだと思った話があったりするんだけど。まあとにかくそんなこんなで、突如として契約書が出来上がり、あっというまに引っ越すことになった。
Exchangeというのは、契約書ができあがって、Housing Associationとサインして交わすこと。この時点で、最小Deposit(物件価格の10%)を払う。ここで法的拘束が発生するので(Legally binding)、契約しないことにした場合はたぶんDepositは返ってこない。Depositは、Solicitorの口座に払い、そこからHousing Associationへ渡る。
ここで、「口座が変わりました」と連絡してきて、別口座に振り込ませて逃げる詐欺が多発してるらしい。なので、7で払った手付金のときと同じ口座であることを確認して支払うよう、Solicitorからも言われる。
9.Solicitorを通して、Housing Associationとの契約を完了(Completion)💰←ここで契約完了
Exchange後は、10日以内にCompletionをしないといけない。なので、Completionができそうな日を考えて、Exchangeをする。Completionは、残りのDepositと弁護士費用を支払い切ること。ここで初めて鍵をもらえて、ローンの支払いが発生してくる。
Depositが8と9で二段階になってると思うんだけど、たとえば物件の20%をDepositにして、80%をローンで支払うというようなときでも、8の際は10%だけ支払えばよくて、残りは9のときに払う。もちろん8のときに全部払ってもいいんだけど、万が一なにかあったときのため、私も9で完済した。
10.引越し
ローンの支払いが発生するから、私は9と10を同じ日にした。たしか9の前日には支払いをしていて、それが10の日にSolicitorを通してHousing Associationに着金するのを待った。なので、午後なるべく遅い時間に引っ越してくるよう言われていた。
んだけど、引越しをお願いした人が「現地で待ってもいい」と言って早くやってきてしまったため、午後早々に着いてしまってて、現地のHousing Associationのオフィスで待つことになった。でも着いて20分もしないうちにCompletion完了の知らせを受けたHousing Associationの人から「おめでとう!」と鍵を渡され、無事にすぐ入れた。
一緒に契約書も読んでくれて、何か月もやり取りをしてくれた人からそうやって鍵の束を渡されて、じーんとくるものがあった。しかもプレゼントといってお菓子の詰め合わせをくれて、それとWelcome packを持って部屋に入り、引越し屋さんが荷物を入れてる間に各所の説明を受けて、寒い部屋で過ごした初夜のことは忘れない。
11.アフターケアチームから説明を受ける(Aftercare)
入居して数日後に、アフターケアチームの人がやってきて、家の説明をしてくれる。ヒーターやボイラーの使い方、インターコムの使い方、メーターの場所、家電についてなど。新築物件のため、入居後2年間の補償があるので、その間に不具合があった場合は、Housing Associationが直してくれる。
なんだけど、傷があるとか、見た目で不具合があった場合は、このときに言う必要がある。それ以降についた傷などは、直してもらえないらしい。説明を受けたあとで「受けました」という書類にサインをするんだけど、ここにそう書いてあった。
12.ローンの支払いがはじまる💰
これも書いておこうと思うんだけど、動画でも説明した通り、Shared Ownershipは購入と賃貸の両方なので、毎月ローンと家賃の両方を支払っていく。私の場合はFlatなので、家賃の他に管理費(Service Charge)もかかるけど。

賃貸の場合、家賃は先払いが当たり前。なので、初月分(と月額からはみ出した分)は実は9のCompletionのときに、Solicitorを通じてHousing Associationに支払うことになる。これ、言い出さないと引き落としになってないので、当該チームに口座情報を連絡して設定してもらう必要がある。
ローンの場合は、なぜか後払いになる。初月分(と月額からはみ出した分)が入居後半月くらいでどんと落ちて、その後は毎月決まった日に引き落とし。これを忘れてて、月の半ばに突然銀行から「残金が足りないから何時間以内に入金しろ」と通知があって、あわあわしながら口座にお金を入れることになった。
ながくなっちゃったけど、こんなところ。入居後の感想も話していこうと思います。
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